薬草には様々な効能があります。頭痛、発熱、下痢、高血圧、冷え性、通風、吹き出物、アトピーなど、多くの症状を改善させることができます。ただし間違った知識のまま服用していても何の効果も出ません。お悩みの症状に合った薬草を、正しく服用することが大切です。
 

ナンテン

 
どこを
どうして
どうする
何に効く
生をすり潰す
汁を飲む
酒を飲みすぎた時
 
ナンテン(南天)は、日本、中国原産のメギ科の常緑低木。高さは大きいものでは2mほどにもなる。幹の先端にだけ葉が集まって着く、独特の姿をしている。先端の葉の間から、花序を上に伸ばし、初夏に白い花が咲き、晩秋から初冬にかけて赤色(まれに白色)の小球形の果実をつける。庭木として植えられることが多く、時に逸出したものが野外で生育しているのも見掛ける。
音が「難を転ずる」に通ずることから縁起の良い木とされる。葉は赤飯などの飾りに、実は南天実(なんてんじつ)という生薬で咳止めの薬として用いられる
また、葉は、南天葉(なんてんよう)という生薬で健胃、解熱、鎮咳などの作用がある。葉に含まれるチアン水素は猛毒であるが、含有量はわずかであるために危険性は殆どなく、逆に食品の防腐に役立つ。
ただし、含まれている鎮咳作用物質のドメスチンというアルカロイドは、多量に摂取すると知覚や運動神経の麻痺を引き起こすため、素人が安易に試すのは危険です。