『漢方の里さんなん』の魚介類・甲殻類

 河川の改修(加古川の川床の改修〉・農業用水路の3面コンクリ−ト化・農薬と生活排水による水質悪化・外来魚の繁殖等々の要因により、町内の魚介類・甲殻類は、種・個体数ともに大幅に減少し、町内では絶滅した種も多い。

 近年、下水道の整備・農薬使用料の減少・農業用水路(排水路〉床面に砂土が堆積し藻頚の繁殖等により、水質の向上・自然環境の若干の復元が見られ、個体数の増加傾向が見られる。

 今後、地域住民の自然環境への認識の高まり、支流・農業用水路への魚道の整備等により、魚介類・甲殻類の復元が確かなものに成ると思われる。(平成15年8月現在)

加古川水系のつり場

・コイ

 個体数はやや減少したが、各所に普通に見られる。

鯉の写真

・フナ

(ニゴロブナ・キンブナ・ギンブナ)

 個体数大幅減、農業用水路のコンクリート化と本流よりの魚道無きため産卵場所の減少が原因か。

鮒の写真

・ニゴイ

 個体数多い、加古川・篠山川とも普通に見られる。

ニゴイの写真

・ウグイ
(イザ)

 加古川・篠山川とも普通に見られが、やや減少傾向か。

ウグイの写真

・アブラハヤ
(ヤマモト)

 支流の上流域から本流・山間の池に普通に見られる。水質悪化と高水温に弱い。

アブラハヤの写真

・カワムツ
(♂アカモト・♀モト)

 支流の中流域から本流まで普通に見られ、個体数多い。

カワムツの写真

・オイカワ
(♂アサジ・♀シラハエ)

 支流の下流域から本流まで普通に見られ、個体数非常に多く、食用川魚の代表(♀美味〉

オイカワの写真

・カワヒガイ
(アブラハエ)

 美しい魚であるが個体数激減、2枚貝に産卵するため川床改修の影響極めて大、加古川水系では絶滅か。

カワヒガイの写真

・ムギツク
(クチボソ)

 曾ては普通に見られたが、現在見かけるのは希である。ドンコの卵床に産卵する。

ムギツクの写真

・カマツカ
(ネズカ)

 支流の下流域から本流まで普通に見られ、砂地を好み砂にもぐり頭だけ出している事が 

 多い。(美味)

カマツカの写真

・ウキカモ
(ウッカモ)

 カマツカに似るが、砂にはもぐらない。個体数はカマツカに比べ非常に少ない。

 

・モツゴ

 川のよどみ域・魚道の有る農業用水路(排水用〉等に比較的多い。

モツゴの写真

・ゼゼラ           

川・水路ではあまり見かけない、応地古川で確認。

ゼゼラの写真

・イトモロコ

 応地古川で確認、個体数多い。

イトモロコの写真

・カワバタモロコ

 応地古川で確認、個体数少ない。

カワバタモロコの写真

・タモロコ

 応地古川で確認、個体数少ない。

タモロコの写真

・タイリクバラタナゴ

 外来種で有るが、タナゴ類の中では個体数は飛び抜けており、現在ではタナゴの代表種

 と言える。応地古川で多数確認。

タイリクバナタナゴの写真

・アブラボテ
(パパタナゴ・クソタナゴ)

 曾ては多数棲息し、フナと並び子供の遊び相手で有ったが現在では極めてまれである。

 応地古川で確認、個体数極めて少ない。

アブラボテの写真

・ヤリタナゴ

 応地古川で確認、個体数極めて少ない。

ヤリタナゴの写真

・シロヒレタビラ

 応地古川で確認、個体数極めて少ない。

シロヒレタビラの写真

・カネヒラ

 応地古川で確認、個体数極めて少ない。

カネヒラの写真
タナゴ類の極端な減少は、加古川の川床改修による2枚貝の激減と、ブラックバス・ブルーギルの増加が最大の要因と考える。  

・メダカ

 一時期激減していたが、近年増加傾向が著しい。本流のみでなく、水田・農業用水路(排水路)の繁殖も数カ所確認。

メダカの写真

・オヤニラミ
(ヨツメ・オサカキ〉

 鑑賞用となる美しい魚であるが、現在最も絶滅が危惧される種の一つである。 町内の加古川水系では、川床の改修により繁殖場所が壊滅し、絶滅の危機。

オヤニラミの写真

・アユ

 天然物の遡上は無く、放流ものが僅か。

アユの写真

・ドンコ
(ドッスンコ・ドンちゃん)

 一時期激減していたが、近年増加の傾向。

ドンコの写真

・力ワヨシノボリ
(ゴリ・イッサンコ・テツチンコ)

 川の瀬域に多数棲息。

カワヨシノボリの写真

 カジカ
(ホイクロ・ホイちゃん)

 稀少種だが、篠山川支流阿草川上流で確認。

カジカの写真

・ドジョウ

 一時期激減していたが、近年増加傾向。

ドジョウの写真

・シマドジョウ・スジシマドジョウ
(ササドジョウウ〉

 加古川・篠山川・応地古川で確認。

シマドジョウの写真

・ナガレホトケドジョウ

 谷川の上流部の水底の石の下に潜んでいる、町内各所の谷川に棲息。

ナガレホトケドジョウの写真

・ナマズ

 年々減少傾向、フナと同様産卵場所の減少が一因か。

・ギギ

 ナマズ以上に年々の減少傾向大、ナマズ・フナ同様産卵場所の減少が一因か。(美味〉

ギギの写真

・アカザ
(アカビチ・アカッペチヤ〉

 オヤニラミ以上に絶滅が危惧される種、町内の加古川水系では絶滅と思われる。

アカザの写真

・カムルチー・ライヒ
(チョウセンボウ)

 外来種であり2種は酷似しており判別は難しい、外来種で有るが固有種と同化しており、生態系への影響は少ないと思われる。

・ウナギ

近年めっきり減少し、最近では漁をする人もほとんど見かけなくなった。(美味〉

ウナギの写真

・ブラックバス

 町内の大半の川・池に棲息し増加の兆候大、生態系への影響極めて大である。

ブラックバスの写真

・ブルーギ

 町内の大半の川・池に棲息し増加の兆候大、生態系への影響極めて大である。

ブルーギルの写真

 

◎ 貝類

・シジミガイ

 著しく減少していたが、近年増加の傾向に有る。

・カラスガイ

 著しく減少し絶滅の危機にある。

・トンガリササノハガイ

 応地古川で棲息を確認していたが、上流部改修(H14年度〉の影響で絶滅の可能性大。

・ドブガイ

 応地古川で棲息の可能性極めて大。

・タニシ                     

 一時期著しく減少していたが、近年農薬の使用量減少の効果か増加の傾向にある。

・カワニナ

 加古川・篠山川それぞれ支流を中心に、増加の傾向大。下水道整備の効果と思われる。

 

◎ 甲殻頚

・モクズガニ(ズガニ〉

 淡水のカニでは大型、ほとんど見かけなくなっていたが、近年若干では有るが戻りつつ有る。〈美味〉

・サワガニ(ササガニ)

 減少気味では有るが、山間の谷川へ行けば石の下等に普通に見られる。

・アメリカザリガニ(ガニエビ〉

 一時期、水の有るところ何処にでもいると言っても過言ではないはど増殖していたが、昨今急激に減少した0

 水質向上の表れか。(比較的汚れた水を好む)

・テナガエビ

 ほとんど見かけなくなった。町内の加古川水系では絶滅。(美味〉

・スジエビ

 大幅に減少したが、モエビに混じり貝かける0

 水質向上により、増加の期待大。

・ヌマエビ

 川のよどみの藻の中、農業用排水路の藻の繁殖している所に普通に見られる。

加古川つり場案内