岩屋谷川自然環境調査結果
トライやる・ウイークで水生生物調査
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岩屋谷川(山南町)は平成11年9月に記録的な雨により、大きな災害を受けました。 柏原土木事務所では災害復旧事業にあたり穴のあいた環境保全型ブロックや間伐材を 活用した低水路をつくり、人と生き物が共生できる川にしたのです。 そこで「都会に近い田舎の良さを知るう分科」は復旧後の川にどんな魚が生息してい るかを把握するために調査を発案。トライやる・ウィークの中学生を受け入れ、6月8日に水 生生物調査を実施しました。当日、柏原土木事務所職員から工法などの説明を聞いた後、 中学生たちも魚の採取や数量調査を真剣な面持ちで行っていました。ビジョン委員の参画 と協働による活動のが他世代に広がっています。 |
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◎山南町立山南中学・和田中学合同『トライやる・ウイーク』活動
◎受入れ団体:丹波地域ビジョン委員会 都会に近い田舎分科会『調査グループ』・梶自然愛好会
◎参加者:○山南中学:今西勝之・高瀬賢人・藍田健人・堀周二 (4名)
○和田中学:門栗代知・前川 悟 (2名)
◎指 導:藤原利正(丹波地域ビジョン委員・梶自然愛好会・丹波農村ビオトープ連絡会・漢方の里さんなんけクワクク隊)
◎協力団体:丹波農村ピオトープ連絡会・漢方の里さんなん『ワクワク隊』
◎協力者:上田育彦(丹波地域ビジョン委員)・村上鷹夫(丹波農村ビオトープ連絡会)
◎実施年月日;平成16年6月7日(月)〜11日(金) 9:00〜15:00
※ ゲンジボタル調査のみ夜間;20:00〜21:00(希望者のみ)
◎調査方法;岩屋谷川全長〈約3Km〉10カ所(A〜J点〉調査。
○調査用具:定置網(A点のみ)・セルビン・手網(調査の主力)
○調査面積:約5u
◎調査カ所
| 調査点 | 調査場所 |
最も広い流れ幅(m) |
最も深い所(cm) |
| A | 最下流未工事部 | 3 | 80 |
| B | 堂の橋付近 | 5 | 65 |
| C | 井原北橋付近 | 5 | 30 |
| D | 奥北橘付近 | 4 | 30 |
| E | 三美保育園裏付近 | 3 | 25 |
| F | 鎌寺橋付近 | 4 | 30 |
| G | 柿の内橋付近 | 3 | 30 |
| H | 中畑橋付近 | 5 | 60 |
| I | 岩屋前田橋付近 | 2 | 20 |
| J | 阿弥陀橋付近 | 4 | 10 |

岩屋谷川自然環境調査結果
魚
類 |
A |
B |
C |
D |
E |
F |
G |
H |
I |
J |
合計 |
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| タカハヤ | 4 | 1 | 5 | 1 | 7 | 4 | 5 | 27 | ||||
| アブラハヤ | 3 | 3 | ||||||||||
| オイカワ | 30 | 30 | ||||||||||
| カワムツ | 8 | 8 | ||||||||||
| ウグイ | 3 | 3 | ||||||||||
| ニゴイ | 5 | 5 | ||||||||||
| ズナガニゴイ | 3 | 3 | ||||||||||
| フナ | 4 | 4 | ||||||||||
| ヒブナ | 1 | 1 | ||||||||||
| ツチフキ | 5 | 5 | ||||||||||
| ムギツク | 2 | 2 | ||||||||||
| モツゴ | 3 | 3 | ||||||||||
| イトモロコ | 60 | 60 | ||||||||||
| タモロコ | 16 | 16 | ||||||||||
| タイリクバラタナゴ | 9 | 9 | ||||||||||
| アブラボテ | 1 | 1 | ||||||||||
| カワヨシノボリ | 22 | 35 | 38 | 63 | 86 | 5 | 95 | 4 | 5 | 353 | ||
| ボンコ | 1 | 3 | 4 | |||||||||
| ナマズ | 2 | 2 | ||||||||||
貝 類 |
カワニナ | 4 | 16 | 8 | 19 | 3 | 35 | 95 | 多数 | 48 | 多数 | |
| オオタニシ | 1 | 1 | ||||||||||
甲 殻 類 |
ヌマエビ | 25 | 1 | 2 | 28 | |||||||
| ヌカエビ | 27 | 2 | 29 | |||||||||
| サワガニ | 23 | 1 | 10 | 24 | 3 | 53 | 5 | 119 | ||||
| アメリカザリガニ | 2 | 6 | 8 | |||||||||
水 棲 昆 虫 |
カワトンボヤゴ | 31 | 2 | 1 | 34 | |||||||
| イトトンボヤゴ | 9 | 1 | 10 | |||||||||
| トンボ類ヤゴ | 1 | 1 | 2 | 4 | ||||||||
| サナエトンボ類ヤゴ | 7 | 2 | 9 | |||||||||
| コオニヤンマヤゴ | 2 | 6 | ||||||||||
| オニヤンマヤゴ | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | ||||||
| トビケラ類幼虫 | 2 | 1 | 多数 | 多数 | H点の1/2以下 | 多数 | ||||||
| コオイムシ | 2 | 2 | ||||||||||
| ヘビトンボ幼虫 | 1 | 1 | ||||||||||
両 生 類
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トノサマガエル(オタマジャクシ) | (1) | (7) | 1 | (18) | 1 | 2(26) | |||||
| ウシガエルオタマジャクシ | 2 | 2 | 17 | 21 | ||||||||
| ツチガエル | 1 | 1 | 2 | |||||||||
| アマガエル | 2 | 2 | 1 | 5 | ||||||||
◎ゲンジボタル調査(調査日時:6月10日 21:00〜22:00 調査員:藤原利正
○気象情報:曇・気温(21℃)・湿度(77%)・月明かり(暗い)・風(無風)
調査結果考察
◎川の状況
調査開始日の夜半より大雨により増水、水流激しく濁流で透明度きわめて悪く調査不適。
◎調査結果
魚類の確認は、未回収区間の点主体であるが、改修区間は藻類の繁殖皆無に近く(C点にて『エビモ』2株確認のみ)増水時の避難場所が無く、下流に流されたと思われる。
*減水した10日午後、E 点にて『オイカワ』と思われる遡上を目視確認。
カワヨシノボリ、タカハヤ、サワガニ、カワニナ、水棲昆虫、ゲンジボタルの生息は予想を遙かに超えた結果であった。
◎調査結果より
予想を遙かに超えた、自然回帰の結果と正直驚いている。
サワガニ、カワニナの生息状況を見れば、水質面の問題なしと思われ、今後の自然回帰が楽しみであり、今後とも調査の継続とその結果の啓蒙が必要と考える。
◎提言
○最上流部に『バイカモ』等の『藻場』の設置。(下流まで藻を繁殖させるため)
○川中の草刈り時期の指導。(ゲンジボタルの産卵場の確保のため。7月下旬以降が理想)